ミルフィーユ

ミルフィーユ
今日は皆さんご存じのミルフィーユについてお話ししたいと思います。

ミルフィーユって何?

ショートケーキモンブランと同じくらいケーキ屋さんの定番であるミルフィーユですが、実はフランス語 だって知ってましたか?

ミルフィーユの「ミル(mille)」は1000、「フィーユ(feuille)」は紙や葉っぱという意味です。
つまりミルフィーユはフランス語で「1000枚の紙切れ」「1000枚の葉っぱ」と言う意味になりますね。

そう言えば、数字をもっと知りたい方はここもみてください↓
>>フランス語の数字 (0-99)
>>フランス語の数字 (100-9999まで!)

フランス語で書くときは「mille-feuille」か「millefeuille」。
どちらでもOKです。
フランス語だと「ミルフーイユ」という感じの発音になります。
日本語で「ミルフィーユ」と発音するとフランス人にはmille filles と聞こえてしまいます。
「1000人の女の子」という意味になってしまうので、全く意味が変わってしまいますね(笑)

ちなみにフランス語ではたくさんあることを「ミル」を使って表すことがよくあります。

mille mercis!は「1000個のありがとう」。
ものすごく感謝していることを伝えたい時などに使います。

他には、millepatte(1000の足)という単語があります。
何を表しているかわかりますか・・・?
「ムカデ」です!

ミルクレープも日本では有名なケーキですが、こちらはフランス語ではありません。
フランスにはミルクレープ自体がなく、日本で生まれたケーキのようです。
ミルフィーユの名前の由来

ミルフィーユはフィユタージュと呼ばれるパイ生地とクリームを重ねたケーキですが、美味しさの鍵は幾層 にも重なるフィユタージュのパイ層の数。
ミルフィーユは729層や2187層くらいのフィユタージュを使うと 言われていて、たくさんあることを表すために1000(mille)という表現を使っています。
香ばしく焼き上げたパイ生地は葉っぱに例えて、「ミルフィーユ」という名前が生まれたといわれています。

由来については諸説あって、1000枚の紙幣を重ねた札束の形に似ていることが由来だという説もあります。
ミルフィーユ=ナポレオン=ナポリタン?!
英語圏の国や北欧などではミルフィーユのようなパイ生地を重ねたケーキはナポレオンと呼ばれています。
英雄ナポレオンが由来と思いきや、元々はミルフィーユ状のお菓子の発祥の地であるイタリアのナポリを表すフランス語の形容詞「napolitainナポリタン」から来ているそうです。

18世紀になってナポレオンが登場した時に、ナポリタンと発音が似ていることからナポレオンと呼ばれる ようになったそうですよ。
ミルフィーユの名前の由来がナポリタンなんて、なんだか少し不思議ですね。

ミルフィーユ、どうやって食べる?

フランスではミルフィーユはパン屋さん(boulangerie)で売られているデザートの一つです。
フランス人にとってパン屋さんのケーキはお皿に乗せてフォークで食べるものではなく、手で持ってそのま ま食べるカジュアルなスイーツ
フランスに行くとよく歩きながらパンをかじっているフランス人を見かけますが、 ミルフィーユは・・・無理ですね !

フランス人の中でも、そのままガブリといったり、フィユタージュを1枚ずつ外しながら食べたり、など食 べ方は人それぞれのようです。
パン屋さんで売られているデザートは desserts classiques de boulangerie (パン屋さんのクラシックデ ザート)と呼ばれています。
家族や友達と、日常的に食べるようなカジュアルなおやつです。 他にはエクレア éclair、ルリジユーズ religieuse、タルトレット tarteletteパリブレスト Paris-Brestなど があります。
ワンハンドでガブリと食べてくださいね。

ミルフィーユが食べたい !

ミルフィーユの話をしていたら、ミルフィーユが食べたくなってきましたね !
東京で食べられる美味しいミルフィーユをご紹介します。

フレデリックカッセル ミルフイユ・ヴァニーユ
やっぱり本場のミルフィーユが食べたい!というあなたにはフレデリックカッセルのミルフィユ・ヴァニー ユがおすすめ。
ピエールエルメで長年修行を積んだカッセル氏が、フランスパティシエ連盟主催の大会でベストミルフィー ユを受賞した人気の一品です。
フランス産AOP発酵バターを使用して3日間かけて丁寧に織り込んだパイ生地は サクサクした部分も、クリームが染み込んでしんなりした部分もどちらも美味しい。
パイ生地の表面の少し苦味のあるキャラメルが、味に深みを与えていい仕事してます。
フレデリック・カッセル
銀座三越店 銀座三越本館B 2F

ノワ・ドゥ・ブール ミルフィーユ
注文後にパイ生地にクリームを重ねて仕上げてくれる出来立てのミルフィーユが人気のお店。
薄めに仕上げたサクサクのパイ生地と、とろけてしまうくらい柔らかいカスタードクリームのハーモニーが 絶妙です。
クリームのコロンとしたかたまりがかわいらしいです。
ノワ・ドゥ・ブール 新宿伊勢丹店
伊勢丹新宿店本館地下1階

KIHACHI青山本店 ナポレオンパイ・季節のパイ
明治神宮の銀杏並木沿いにあるキハチのカフェでは季節のフルーツを使った美味しいミルフィーユが食べられます。
いちごを挟んだナポレオンパイは、創業者がパリのマキシムでの修行時代感銘を受けたナポレオンパイへの オマージュとして、いちごの美味しい時期のみ食べられる季節限定メニュー。
そのほかにも季節ごとにメロンやリンゴ、シャインマスカットなどが登場します。 フルーツ好きにはたまらないですね。
キハチ青山本店
港区北青山2-1-19

焼きたてミルフィーユ専門店 ガリゲット
2021年に表参道に登場したミルフィーユの専門店です。
直径約17センチの大きな丸いパイ生地にフルーツと自慢のクリームがサンドしてある、新しいタイプのミル フィーユ。
サンドイッチのように手で持ってガブリと食べるフランス風スタイルです。
アールグレイ&アプリコットやハチミツ&レモンなど様々な種類があり、 ザクザク食感のパイ生地との相性は抜群です。
カフェスペースもありますよ。
焼きたてミルフィーユ専門店ガリケット
港区北青山3-7-2 FPG minis OMOTESANDO2 1F

PAUL 神楽坂店 ミルフィーユ
フランスからきたパン屋さんPAULは日本にもたくさんありますが、店舗によって販売している商品が違い、ミルフィーユもどこでも売っているわけではないようです。
レグザゴンがおすすめするのはPAUL神楽坂店のミルフィーユ。 神楽坂はフランス人のコミュニティがあるということもあって、他のパンもフランス人が太鼓判を押すクオリティです。
ミルフィーユはサクサクのパイ生地がしっかりとキャラメリゼされており、中のカスタードクリームはどっしりとした濃厚なもの。
フランスのカジュアルなおやつ感が一番出ているミルフィーユではないでしょうか。
カフェもあるので、フランスの雰囲気の中ミルフィーユをいただけます。
明日にでも食べに行きたくなっちゃいますね。
PAUL 神楽坂店
新宿区神楽坂5-1-4 神楽坂テラス1F

ミルフィーユではないけれど・・・ こちらの動画もかわいいです。 ↓
「お義父さんの誕生日、生まれて初めてミルクレープを食べる【フランス人家族の反応】」

今日はずっとミルフィーユの話をしていたので、ミルフィーユが食べたくなったのではないでしょうか。
あなたのお勧めのミルフィーユがあったら、レグザゴンのSNSで教えてくださいね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
Mille mercis!

ミルフィーユ

ミルフィーユ
今日は皆さんご存じのミルフィーユについてお話ししたいと思います。

ミルフィーユって何?

ショートケーキモンブランと同じくらいケーキ屋さんの定番であるミルフィーユですが、実はフランス語 だって知ってましたか?

ミルフィーユの「ミル(mille)」は1000、「フィーユ(feuille)」は紙や葉っぱという意味です。
つまりミルフィーユはフランス語で「1000枚の紙切れ」「1000枚の葉っぱ」と言う意味になりますね。

そう言えば、数字をもっと知りたい方はここもみてください↓
>>フランス語の数字 (0-99)
>>フランス語の数字 (100-9999まで!)

フランス語で書くときは「mille-feuille」か「millefeuille」。
どちらでもOKです。
フランス語だと「ミルフーイユ」という感じの発音になります。
日本語で「ミルフィーユ」と発音するとフランス人にはmille filles と聞こえてしまいます。
「1000人の女の子」という意味になってしまうので、全く意味が変わってしまいますね(笑)

ちなみにフランス語ではたくさんあることを「ミル」を使って表すことがよくあります。

mille mercis!は「1000個のありがとう」。
ものすごく感謝していることを伝えたい時などに使います。

他には、millepatte(1000の足)という単語があります。
何を表しているかわかりますか・・・?
「ムカデ」です!

ミルクレープも日本では有名なケーキですが、こちらはフランス語ではありません。
フランスにはミルクレープ自体がなく、日本で生まれたケーキのようです。
ミルフィーユの名前の由来

ミルフィーユはフィユタージュと呼ばれるパイ生地とクリームを重ねたケーキですが、美味しさの鍵は幾層 にも重なるフィユタージュのパイ層の数。
ミルフィーユは729層や2187層くらいのフィユタージュを使うと 言われていて、たくさんあることを表すために1000(mille)という表現を使っています。
香ばしく焼き上げたパイ生地は葉っぱに例えて、「ミルフィーユ」という名前が生まれたといわれています。

由来については諸説あって、1000枚の紙幣を重ねた札束の形に似ていることが由来だという説もあります。
ミルフィーユ=ナポレオン=ナポリタン?!
英語圏の国や北欧などではミルフィーユのようなパイ生地を重ねたケーキはナポレオンと呼ばれています。
英雄ナポレオンが由来と思いきや、元々はミルフィーユ状のお菓子の発祥の地であるイタリアのナポリを表すフランス語の形容詞「napolitainナポリタン」から来ているそうです。

18世紀になってナポレオンが登場した時に、ナポリタンと発音が似ていることからナポレオンと呼ばれる ようになったそうですよ。
ミルフィーユの名前の由来がナポリタンなんて、なんだか少し不思議ですね。

ミルフィーユ、どうやって食べる?

フランスではミルフィーユはパン屋さん(boulangerie)で売られているデザートの一つです。
フランス人にとってパン屋さんのケーキはお皿に乗せてフォークで食べるものではなく、手で持ってそのま ま食べるカジュアルなスイーツ
フランスに行くとよく歩きながらパンをかじっているフランス人を見かけますが、 ミルフィーユは・・・無理ですね !

フランス人の中でも、そのままガブリといったり、フィユタージュを1枚ずつ外しながら食べたり、など食 べ方は人それぞれのようです。
パン屋さんで売られているデザートは desserts classiques de boulangerie (パン屋さんのクラシックデ ザート)と呼ばれています。
家族や友達と、日常的に食べるようなカジュアルなおやつです。 他にはエクレア éclair、ルリジユーズ religieuse、タルトレット tarteletteパリブレスト Paris-Brestなど があります。
ワンハンドでガブリと食べてくださいね。

ミルフィーユが食べたい !

ミルフィーユの話をしていたら、ミルフィーユが食べたくなってきましたね !
東京で食べられる美味しいミルフィーユをご紹介します。

フレデリックカッセル ミルフイユ・ヴァニーユ
やっぱり本場のミルフィーユが食べたい!というあなたにはフレデリックカッセルのミルフィユ・ヴァニー ユがおすすめ。
ピエールエルメで長年修行を積んだカッセル氏が、フランスパティシエ連盟主催の大会でベストミルフィー ユを受賞した人気の一品です。
フランス産AOP発酵バターを使用して3日間かけて丁寧に織り込んだパイ生地は サクサクした部分も、クリームが染み込んでしんなりした部分もどちらも美味しい。
パイ生地の表面の少し苦味のあるキャラメルが、味に深みを与えていい仕事してます。
フレデリック・カッセル
銀座三越店 銀座三越本館B 2F

ノワ・ドゥ・ブール ミルフィーユ
注文後にパイ生地にクリームを重ねて仕上げてくれる出来立てのミルフィーユが人気のお店。
薄めに仕上げたサクサクのパイ生地と、とろけてしまうくらい柔らかいカスタードクリームのハーモニーが 絶妙です。
クリームのコロンとしたかたまりがかわいらしいです。
ノワ・ドゥ・ブール 新宿伊勢丹店
伊勢丹新宿店本館地下1階

KIHACHI青山本店 ナポレオンパイ・季節のパイ
明治神宮の銀杏並木沿いにあるキハチのカフェでは季節のフルーツを使った美味しいミルフィーユが食べられます。
いちごを挟んだナポレオンパイは、創業者がパリのマキシムでの修行時代感銘を受けたナポレオンパイへの オマージュとして、いちごの美味しい時期のみ食べられる季節限定メニュー。
そのほかにも季節ごとにメロンやリンゴ、シャインマスカットなどが登場します。 フルーツ好きにはたまらないですね。
キハチ青山本店
港区北青山2-1-19

焼きたてミルフィーユ専門店 ガリゲット
2021年に表参道に登場したミルフィーユの専門店です。
直径約17センチの大きな丸いパイ生地にフルーツと自慢のクリームがサンドしてある、新しいタイプのミル フィーユ。
サンドイッチのように手で持ってガブリと食べるフランス風スタイルです。
アールグレイ&アプリコットやハチミツ&レモンなど様々な種類があり、 ザクザク食感のパイ生地との相性は抜群です。
カフェスペースもありますよ。
焼きたてミルフィーユ専門店ガリケット
港区北青山3-7-2 FPG minis OMOTESANDO2 1F

PAUL 神楽坂店 ミルフィーユ
フランスからきたパン屋さんPAULは日本にもたくさんありますが、店舗によって販売している商品が違い、ミルフィーユもどこでも売っているわけではないようです。
レグザゴンがおすすめするのはPAUL神楽坂店のミルフィーユ。 神楽坂はフランス人のコミュニティがあるということもあって、他のパンもフランス人が太鼓判を押すクオリティです。
ミルフィーユはサクサクのパイ生地がしっかりとキャラメリゼされており、中のカスタードクリームはどっしりとした濃厚なもの。
フランスのカジュアルなおやつ感が一番出ているミルフィーユではないでしょうか。
カフェもあるので、フランスの雰囲気の中ミルフィーユをいただけます。
明日にでも食べに行きたくなっちゃいますね。
PAUL 神楽坂店
新宿区神楽坂5-1-4 神楽坂テラス1F

ミルフィーユではないけれど・・・ こちらの動画もかわいいです。 ↓
「お義父さんの誕生日、生まれて初めてミルクレープを食べる【フランス人家族の反応】」

今日はずっとミルフィーユの話をしていたので、ミルフィーユが食べたくなったのではないでしょうか。
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最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
Mille mercis!