パンデピス

BONJOUR !
もうすぐクリスマスですね。準備は万端ですか?
甘いものが大好きなフランス人ですが、クリスマスの時はいつもに増して美味しくて甘いスイーツを食べます。
特に有名なのは、ブッシュ・ド・ノエル。もはや日本でもクリスマスの定番ですよね。
かつて、クリスマスによく食べられていたスイーツの一つにパンデピスがあります。
今日は、このパンデピスについてお話ししたいと思います。

パンデピスの歴史

フランスのお菓子であるパンデピスですが、その起源は中国だと言われています。
12、13世記に中国を訪れた修道士によって、そのレシピがヨーロッパに持ち帰られたようです。

その後ドイツとの国境、フランス東部のアルザス地方では、修道士がクリスマスの時期にパンデピスを作られるようになりました。こうしてパンデピスはクリスマスの伝統的なケーキとなりました

今日でも、クリスマスマーケットに行けば美味しいパンデピスが食べられますよ。
パンデピスはアルザス地方にとどまらず、フランス北東部からパリにまで広まっていきました。19世期頃はパリでも大人気になり、盛大なお祭りも催されていました

現在は、アルザス地方のGertwiller、シャンパーニュ地方のReims(シャンパンも名産品)、ブルゴーニュ地方のDijon(マスタードも特産品)がパンデピスの町として知られています。
ブルゴーニュ地方に行かれた際には、「ノネット」(nonnette)というお菓子を食べてみてくさい。
Reimsの生まれ、Dijon育ちのパンデピスです。オレンジマーマレードが入っていて、一口で食べられます。

では、パンデピスには何が入っているの知っていますか?そしてどんなふうに作るのかご存じでしょうか?

材料の準備 (Les Ingrédients)

— スパイス (des épices) —
– シナモン (de la cannelle) 小さじ
– 八角、アニス (de la badiane / de l’anis étoilé) 小さじ
– 生姜、ジンジャー(du gingembre) 小さじ
– クローブ (des clous de girofle) 小さじ
もしくはスーパーで購入できる(パンデピス用の)スパイスミックス 大さじ

バニラ風味の砂糖 (du sucre vanillé)
7.5g

小麦粉 (de la farine de froment)
Reimsでは、小麦粉ではなくライ麦粉 (de la farine de seigle)と使います
250g

ベーキングパウダー (de la levure)
一袋

砂糖 (du sucre)
100g

卵 (des oeufs)
2個

バター (du beurre)
20~25g

レモンの皮 (un zeste de citron)
少々

牛乳 (du lait)
100ml

はちみつ (du miel)
250 g

パンデピスにおいて最も重要な材料の一つがはちみつです
はちみつといえば、東京駅の近くに素敵なお店があります。はちみつ専門店で、フランス産含め品揃えが豊富です。
お店の名前はラベイユ(L’Abeille)、フランス語でミツバチという意味です。

一般的なパンデピスのレシピを紹介しましたが、地方によって材料は様々です。
例えば、Reimsスタイルですと、卵や牛乳、バターは使いません。

パンデピスを作りましょう!

では今回は一番簡単でポピュラーなレシピのパンデピスを作ってみましょう↓

1
鍋に中バター入れて溶かし、はちみつを加えてをとろ火で煮ます。

2
ボウルに小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖、バニラ風味の砂糖、スパイスを入れてよく混ぜ合わせます。

3
粉類を混ぜたボウルに1のはちみつを加えます。

4
そこに少しずつ牛乳を入れ、そっと混ぜます。

5
オーブンを160℃に温めておきます。

6
ケーキ型にバター小麦粉を塗り、ボウルの中身を全部流し入れます。

7
焦がさぬよう様子を見ながら1時間~1時間15分ぐらい焼きます。

8
焼き終わったら、常温で冷ましてから型から取り出します。

C’est fini ! (できあがり!)
しかし食べるまで24時間待たなければなりません。しっかりと寝かせることで、しっとりとした美味しいケーキになります。

さぁ、召し上がれ!
アルミホイルで包んでおけば、1週間ぐらい保存がききますよ

このレシピでパンデピスを作った方はぜひレグザゴンのSNSに写真を載せてください。
作るのは面倒という方は、最近は日本でも購入できます。一度試してみてください。
本場の味には敵いませんけどね。

フランス語が得意な方にはパンデピスに関するこちらのビデオもおすすめです↓
>>クリスマスマーケット
(France Info 06/12/2014 – 古いビデオですが、パンデピスやクリスマスの雰囲気がお分かりいただけると思います)

Joyeux Noël !!(フランス語で「メリークリスマス」の意)

パンデピス

BONJOUR !
もうすぐクリスマスですね。準備は万端ですか?
甘いものが大好きなフランス人ですが、クリスマスの時はいつもに増して美味しくて甘いスイーツを食べます。
特に有名なのは、ブッシュ・ド・ノエル。もはや日本でもクリスマスの定番ですよね。
かつて、クリスマスによく食べられていたスイーツの一つにパンデピスがあります。
今日は、このパンデピスについてお話ししたいと思います。

パンデピスの歴史

フランスのお菓子であるパンデピスですが、その起源は中国だと言われています。
12、13世記に中国を訪れた修道士によって、そのレシピがヨーロッパに持ち帰られたようです。

その後ドイツとの国境、フランス東部のアルザス地方では、修道士がクリスマスの時期にパンデピスを作られるようになりました。こうしてパンデピスはクリスマスの伝統的なケーキとなりました

今日でも、クリスマスマーケットに行けば美味しいパンデピスが食べられますよ。
パンデピスはアルザス地方にとどまらず、フランス北東部からパリにまで広まっていきました。19世期頃はパリでも大人気になり、盛大なお祭りも催されていました

現在は、アルザス地方のGertwiller、シャンパーニュ地方のReims(シャンパンも名産品)、ブルゴーニュ地方のDijon(マスタードも特産品)がパンデピスの町として知られています。
ブルゴーニュ地方に行かれた際には、「ノネット」(nonnette)というお菓子を食べてみてくさい。
Reimsの生まれ、Dijon育ちのパンデピスです。オレンジマーマレードが入っていて、一口で食べられます。

では、パンデピスには何が入っているの知っていますか?そしてどんなふうに作るのかご存じでしょうか?

材料の準備 (Les Ingrédients)

— スパイス (des épices) —
– シナモン (de la cannelle) 小さじ
– 八角、アニス (de la badiane / de l’anis étoilé) 小さじ
– 生姜、ジンジャー(du gingembre) 小さじ
– クローブ (des clous de girofle) 小さじ
もしくはスーパーで購入できる(パンデピス用の)スパイスミックス 大さじ

バニラ風味の砂糖 (du sucre vanillé)
7.5g

小麦粉 (de la farine de froment)
Reimsでは、小麦粉ではなくライ麦粉 (de la farine de seigle)と使います
250g

ベーキングパウダー (de la levure)
一袋

砂糖 (du sucre)
100g

卵 (des oeufs)
2個

バター (du beurre)
20~25g

レモンの皮 (un zeste de citron)
少々

牛乳 (du lait)
100ml

はちみつ (du miel)
250 g

パンデピスにおいて最も重要な材料の一つがはちみつです
はちみつといえば、東京駅の近くに素敵なお店があります。はちみつ専門店で、フランス産含め品揃えが豊富です。
お店の名前はラベイユ(L’Abeille)、フランス語でミツバチという意味です。

一般的なパンデピスのレシピを紹介しましたが、地方によって材料は様々です。
例えば、Reimsスタイルですと、卵や牛乳、バターは使いません。

パンデピスを作りましょう!

では今回は一番簡単でポピュラーなレシピのパンデピスを作ってみましょう↓

1
鍋に中バター入れて溶かし、はちみつを加えてをとろ火で煮ます。

2
ボウルに小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖、バニラ風味の砂糖、スパイスを入れてよく混ぜ合わせます。

3
粉類を混ぜたボウルに1のはちみつを加えます。

4
そこに少しずつ牛乳を入れ、そっと混ぜます。

5
オーブンを160℃に温めておきます。

6
ケーキ型にバター小麦粉を塗り、ボウルの中身を全部流し入れます。

7
焦がさぬよう様子を見ながら1時間~1時間15分ぐらい焼きます。

8
焼き終わったら、常温で冷ましてから型から取り出します。

C’est fini ! (できあがり!)
しかし食べるまで24時間待たなければなりません。しっかりと寝かせることで、しっとりとした美味しいケーキになります。

さぁ、召し上がれ!
アルミホイルで包んでおけば、1週間ぐらい保存がききますよ

このレシピでパンデピスを作った方はぜひレグザゴンのSNSに写真を載せてください。
作るのは面倒という方は、最近は日本でも購入できます。一度試してみてください。
本場の味には敵いませんけどね。

フランス語が得意な方にはパンデピスに関するこちらのビデオもおすすめです↓
>>クリスマスマーケット
(France Info 06/12/2014 – 古いビデオですが、パンデピスやクリスマスの雰囲気がお分かりいただけると思います)

Joyeux Noël !!(フランス語で「メリークリスマス」の意)