
Bonjour tout le monde!
今日はパリ・ブレストというお菓子をご紹介します。
フランスではどんなパティスリーでも売っている、定番のデザートです。
ミルフィーユやマカロン、ガレットデロワ、最近ブームのカヌレなど日本ですでに有名になっているスイーツはたくさんありますが、パリ・ブレストときいてピンとくる人は少ないのではないでしょうか。
パリ・ブレストってどんなケーキ?
パリ・ブレストは、シュー生地で作られた冠型のスイーツで、中にはプラリネクリームがたっぷり入っています。
シュー生地は外側がカリッとしており、内部は少ししっとりとしています。
中のクリームはは濃厚で滑らかで甘く、キャラメリゼされたヘーゼルナッツの少しビターな風味がふわっと香ります。
シュー生地のカリカリと中のドロリとしたクリームは、ミルフィーユの食感と少し似ているかもしれませんね。
とにかくおいしいのでぜひ食べていただきたいです。

伝統的な形は車輪型
家族向けの大きなものから、一人で食べる小さなもの、エクレアのような形のものや、チョコレートやコーヒーのようなフレーバーを加えたものなど、さまざまなバリエーションが存在しますが、基本的な要素は変わりません:シュー生地とプラリネクリーム!
様々な形があるので見た目も楽しくインスタ映えするお菓子です。
今はやりのカヌレの次はパリ・ブレストが来るかもしれませんね!(^^)!
家族で食べる日曜日のケーキ
パリ・ブレストは一年を通して売られているケーキで、特に特別な機会に食べるケーキではありません。フランスでは日曜日に家族や親せきで集まって一緒に食事をすることが多く、そんな時によくパリ・ブレストを食べます。
手作りだったり、買ってきたりしますが、みんなが大好きなケーキです。
良いお天気の日にはお庭にテーブルと椅子をだしてみんなでおいしいものを食べて、おしゃべりを楽しむ。フランスの素敵な日曜日のお供です。
パリ・ブレストの名前の由来
名前の由来はパリとブレストという町の間で行われる自転車レースです。
パリ-ブレスト-パリは、1841年に設立された古典的な長距離自転車ツアーで、アマチュアとプロの参加者が約1,200キロメートルを4日で走破しなければならないという過酷なイベント。
これは、自転車競技の長距離種目の中でも最も権威あるものの1つであるとされています。
その自転車の車輪の形から着想を得たのがパリ・ブレストです。

パリ – ブレスト – パリの古いポスター
フランスでパリ・ブレストを食べよう
パリ・ブレストはフランス全土で人気がありますが、ブレストがあるフランス北西部のブルターニュ地方のものが特に有名です。
この地域では地元のPatisserie(ケーキ店)やBoulangerie(パン屋)でパリ・ブレストの最高のバージョンが食べられます。
今日はパリでおいしいパリ・ブレストが食べられるお店を紹介します。
1.LA GRANDE ÉPICERIE DE PARIS
老舗デパートボンマルシェのすぐそばにある高級食材店。

かわいらしい見た目に洗練された味の本格派
2.DALLOYAU
大きなエクレア型のパリ・ブレスト。みんなで食べられますね

大きなエクレア型で切り分けるのも簡単なパリ・ブレスト
3.LENÔTRE
フランス菓子をアートの領域まで高めた、フランス菓子界の至宝ルノートルのパリ・ブレストは、伝統的な車輪の形!

基本の車輪型のパリ・ブレスト
東京でも買えますよ
・ピカール
フランスの冷凍食品専門店。フランスの味を気軽に楽しめます。
オンラインでも購入できますよ。

明日にでも食べられるフランスの味
・帝国ホテル 東京
2023年11月30日(木)までの販売ですが、一人用サイズのパリ・ブレストもあり気軽に試すことができます。

かわいらしいデザインのパリ・ブレスト
今日はフランス人の大好きなスイーツ、パリ・ブレストを紹介しました。
食欲の秋を楽しんでくださいね。
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À bientôt. またね。