
今日はもう一つのフランスのシンボルについてお話しますね。
フランスと言えば、あの3色の旗を思い浮かべる人も多いはず。アパレルブランドやお菓 子屋さんなどでよく見掛けます。フランスの国旗はオシャレな感じをイメージさせる効果 があるようです。
生徒の皆さんから「なぜフランス国旗は青・白・赤なのか?」とよく質問されます。 その理由をこのブログで説明します。
まずフランス国旗はトリコロールの旗と呼ばれています。実はトリコロールというのは (フランス語でtricolore)3色というとてもシンプルな意味なのです。
左から右へ青・白・赤の順番で並んでいます。
でもどうして青、白、赤なのでしょう?皆さんご存知ですか?
実は、14世紀頃から赤と青はパリを表す色なのです。
白は王様を象徴する色です。
ここで少し歴史を勉強しましょう。
1789年7月、バスティーユ刑務所が占拠される(フランス革命の始まりとされる)少し 前、国王の軍隊と戦うためにパリ市民は民兵を組織しました。 この時の民兵はパリの色である青と赤のリボンを服に付けていました。
バスティーユ刑務所の奪取(1789年7月14日)3日後、王であるルイ16世がパリに到着し ます。そして、市民の味方であることの意思表示として、ラファイエット侯爵から民兵と 同じリボンを付けてもらいます。
ラファイエットと言えば、ギャラリー・ラファイエットが頭に浮かぶね。
元々ラファイエット通りにあったことから、この名前をつきました。 ラファイエット侯爵はアメリカ独立戦争とフランス革命で重要な役割を果たした人物で す。
もっと知りたかったらこっちへ
その日に市民と王は互いを認め合ったと思われましたが、結局一年後に国王ルイ16世はギ ロチンにかけられ、処刑されました。残酷な時代でしたね。
こうして1794年に青白赤のトリコロールの国旗がフランスのシンボルになりました。
いかがでしたか?歴史は複雑ですが、なかなか興味深いと思いませんか? フランスを象徴するものは他にもたくさんあるので、次の機会までにいろいろ考えておき ますね。どんな歴史や意味があるのか気になるシンボルがあったら教えてください。フラ ンス語学校レグザゴンのSNSにてお待ちしております。
またね。À bientôt !